住宅の耐用年数
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     日本の住宅は大半が木造住宅です。

     その木造住宅の耐用年数はどのぐらいか?以前私が雑誌で見た調査は、30年くらいと応える人が一番多く、

     次に50年でした。50年は願望が多いようでしたが・・・。 30年程度だと、自分が生きている間に一度は建替え

     になります。

     そんなこと簡単にできませんよね。

     しかし、残念なことに日本の住宅の耐用年数は、世界に比べても非常に短いようです。

     また、年数の経った建物は、売買する際は評価が下がりします。

     海外では、古い建物ほど評価が上がり、中古物件は人気があるそうです。



     社会人になったばかりの頃、イタリアへ旅行に行きましたが、街並み

     の景観にはカルチャーショックを受けたものです。もちろん日本の良さ

     を知った機会でもありましたが・・・。 そして、今年の夏カナダへ行った

     際、築180年の木造住宅が中古物件として売りに出ていましたが、

     高価な金額に驚きました。可愛らしい住宅で、とても180年を耐えし

     のいできた住宅にはみえませんでした。

カナダにて築180年の中古住宅

     カナダは、地震やハリケーン、梅雨もなく日本のようなジメジメした暑さはないようで、年間を通して乾燥した

     気候のようです。そのため日本では、「えっ」と驚く構造や水仕舞いでも、痛みにくいのでしょう。


     日本は、地震や台風があり、湿度が高く、夏と冬で寒暖の差も大きくありますから、快適な住宅を造るのは

     世界からみても難しい環境のようです。昭和初期や戦後の住宅供給が盛んだった頃の住宅は、気密性を高めた

     住宅が多いのですが、換気や通風の考慮がその時代にまだ進歩していなかったせいか、結露の問題が多く

     出て、白蟻被害などにあい、建替えが必要になる建物も多くあります。

     しかし、環境以外で、私がカナダとは違うのでは?と思った点があります。 それは、日本では、自分の家を自分

     で改修したりする人が少ないのでは・・・という点です。カナダに行った際に、自分でリフォームする人達用に絵や

     写真付の本が多く出ていました。簡単な家の手入れは、自分達で常日ごろからやる人が多いのでは?と思い

     ました。 手入れしやすい家かどうかにもよりますが、自分の家を大事にするという気持ちはとても大事だと思い

     ました。

     これからは、長く住み続けられる家造りが必要です。また、リサイクルできる材料をつかったり、国産材を使うなど

     環境に配慮した家造りも大切です。 そしてなにより、住む人の気持ちが変われば、住宅の耐用年数はもっと長く

     なると思いました。




                                                        執筆:長井 真美


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