吉野川の潜水橋を渡ってきました
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       今年の研修旅行は、高速道路を利用して大鳴門橋を渡り四国へ行きました。 

       一宮市から鳴門市まで4時間たらずで行けるようになり大変便利になりました。

       しかし、残念なことに、瀬戸内海には3箇所に橋が架けられているので、正直、ありがたみがないと言うか、

       あまり感動もなく通り過ぎてしまいました。

       工事に携わった人々は、想像もつかない程の大変な苦労をして仕事をしたと思われるのに、あまり便利に

       なると大切なことを忘れてしまうのか。

       もし、1箇所しか橋が架かっていなければ、その橋の価値はもっと高い評価を得ていたかもしれません。

       「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」ですかね。



       徳島県美馬市の「脇町藍ランドうだつ」の南を流れる吉野川に架かる潜水橋を渡ってきました。

       潜水橋とは、普段は人や車が通行出来る橋ですが、水面近くの低い位置に造られていることから、

       小さな出水でも水中に没し通行出来なくなる橋です。

       吉野川の北岸と南岸との人や物の交流には、かつて渡し舟が活躍していましたが洪水や風に弱く大水

       の時など長期間舟止めになることもしばしばあり、また舟が転覆して多数の犠牲者が出るなどの悲劇が

       起こったことから、この渡し舟の問題を解決できる橋梁架設の必要性が叫ばれました。

       住民の要望にこたえる苦肉の策として潜水橋が昭和20年~30年代に次々と建設されました。

       それにより渡し舟の時代のわずかの出水時の頻繁な通行止めは大幅に減少され、地域住民の利便性

       に大きく貢献しました。 (参考文献:四国三郎吉野川の橋)


       この潜水橋は水面に近く、幅は車1台ぶんしかないので、遠くから見ていると周りの風景に溶け込んで

       のどかな風景です。

       河川の中で信号もつけていないので、渡るには遠い対岸を見て対向車がいないことを確認して渡るのです。

       ガードレールもないので少し緊張しますが、渡りきって待っている対向車に挨拶すると何故か感動しました。





吉野川の潜水橋の遠景


長い川幅を車1台だけ通行する

       


                                                      執筆:孕石 順昭

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