環境に優しい基礎工法
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現在、木造住宅を建て替える時には、既設建物は比較的簡単に解体撤去できます。
何故なら、昭和30年代や40年代に建築された住宅の基礎は、鉄筋の入っていない幅12cm位の
コンクリートやブロックで造られていました。基礎部分の標準断面(無筋)が住宅金融公庫の
仕様書に登場してきたのは昭和35年で、それ以前は基礎がないものが普通だったのです。
そして公庫の仕様書の基礎部分に鉄筋が明記されたのは昭和57年からです。
平成7年の兵庫県南部地震以後、都市部では急速にべた基礎が普及してゆきました。
布基礎でも十分な地盤でも、型枠工事や鉄筋工事の煩雑さから、両者の金額にあまり差がないと言う
理由でべた基礎が一般化したように思えます。
また、敷地が水田跡であったり、埋立地であったりした場合には、地盤改良・杭打工事などが必要に
なります。将来に渡って建物を安定して使用するためには、このような方法は必要なことですが、長期的
視野から考えれば、頑丈なコンクリート基礎や杭などは、建物取り壊し時に産廃を発生させ、また杭など
の撤去工事には大きなコストがかかる場合があります。
ご存知のように、土地価格は土中に障害物がない更地が最も高くなります。
今年になって「環境」「健康」「資産」と様々なキーワード氾濫するようになり、基礎工事でも、これらを
取り込んだ新技術がつぎつぎと出てきています。以下に工法例を記します。
・ 鋼管杭で先端部が「らせん形」の杭は逆回転させて引き抜く工法(EAZET工法等)
・ 従来のセメントと土を攪拌させる柱状地盤改良を天然砕石をドリルで掘り、先端部のエアードリルで
突き固めながら砕石パイルを形成させる工法(Hy SPEED工法等)
・ 側面摩擦支持力を合理的に利用した安定材付きべた基礎工法(MS基礎工法等)
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参考資料EAZET工法(逆回転させて抜く)
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参考資料Hy SPEED工法
(砕石を付き固める)
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参考資料MS基礎工法(改良範囲を工夫して安定させる) |
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執筆:孕石 順昭
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