研修旅行へ出かけました。貴重な国宝や文化財を探訪し、有馬温泉に泊まりました。
今回、訪れた国宝は2つ。1ヶ所は、歴史の授業にも出てくる浄土寺浄土堂です。そしてもう1ヶ所は、加東市にある朝光寺というお寺です。
浄土寺浄土堂は、東大寺南大門を設計した重源作ということで有名ですが、訪れる観光客は少ないようです。のどかな田園地帯に建っていました。駐車場からすぐのところに、浄土堂の裏側が見えます!この建物は、鎌倉時代に建てられましたが、それまでの日本建築では使われていなかった斬新な構造技術や、阿弥陀様の背後の格子戸から西陽が神々しく差し込むというユニークなデザインが採用されています。こういう挑戦が積み重なって、今の建築技術や木工技術になっているわけですから、先人に学ぶことは大きいですね。

▲浄土寺浄土堂。軒・屋根に反りがない!▲浄土堂内部。高さ5.3mの阿弥陀様をお祀りするため、小屋裏まで合理的に使われています。
続いて、朝光寺へ。ここは、ちょっと山奥です。境内のすぐ傍に、滝があるという山奥っぷりです。門をくぐるには、長い石階段を登ります。登りきったところに、年季の入った山門があり、正面に本堂、脇には多宝塔が建っています。しかし……誰もいない……。国宝なのに。
浄土堂は内部の写真撮影も禁止だったのに、ここでは「ご自由にどうぞ」という感じです。お陰で、外から、中から、じっくり見学することができました。
堂中に入ると、真っ暗!闇の中で、壁の格子が光っています。景色ではなく、光だけを見せる、絶妙な間隔の格子です。ありがたみのある空間を演出しています。こういうことは、図面を見ているだけでは感じられないことなので、とても大切な経験だなと思います。
▲朝光寺本堂。参拝中です。▲格子から漏れる光。 ▲床下は、人が立てるくらい高くなっていました。
有馬温泉で食事と温泉を満喫した翌日は、F.L.ライトが設計したヨドコウ迎賓館、日本で一番古いと云われる古民家「箱木千年家」など、興味深い建物を巡ることができました。また、5年前に弊社の設計で完成した本松寺さんにもお邪魔しました。前住職がにこやかに迎えてくださって、とてもうれしく思いました。
もちろん、グルメも欠かせません!往路では明石で海の幸。復路では建物が重要文化財というレストラン、「Café de Kobe(カフェ・ド・神戸)」でおいしい昼食をとりました。やっぱり旅行はこうでないと……
▲日本で一番古いと云われる「箱木千年家」。▲フランク・ロイド・ライト設計のヨドコウ迎賓館。 ▲有馬温泉で、お風呂と食事を満喫!
▲昼食をとった「Café de Kobe」。 ▲明石では、明石焼きをパクつきました! ▲帰路では、琵琶湖の湖畔にある佐川美術館に寄りました。