建築業界は今、未曽有の不況に突入しています。

    愛知県を例にとると、昨年10月の建築物着工床面積は、対前年同月比で居住用は23.6%減、

    非住宅用は62.1%減、全体では41.8%減!これは10月に限ったことではなく、昨年はこんな状況が

    毎月続きました。全く惨憺たる有様です。

    確かにこの大不況は、アメリカ合衆国のサブプライムローン問題がきっかけになりましたが、

    「コンクリートから人へ」という政策を掲げた民主党が選挙で大勝したことや、人口減少、高齢化、

    そういった社会現象を振り返ると・・・社会構造自体がもう建築業界を必要としなくなった証拠ではないか?

    そう思えてきて、正直暗澹とした気分になります。


    しかし、社会がもういらない!と拒否しているのは、景気浮揚が目的の公共工事で建てられる箱ものや

    投資目的のマンション、将来社会のお荷物になるような性能の悪い住宅など税金の無駄使いや環境の

    悪化をイメージさせるような建築ですよね?菅野企画設計が目指すのは、決してそんな建築の設計では

    ありません。逆に、社会や環境をよりよくする建築を設計したいと思っているのです。


    例えば、日本の山には、先人が植林してくれた木がふんだんに生えています。

    この木を使い建物を造り、また木を植えたら・・・二酸化炭素を減らし、美しい緑の環境を守ることになります。

    また、世界に誇る木工技術をもった大工さんに一棟一棟丁寧に建物を建ててもらったら・・・日本の伝統や

    美意識を守り、社会資産を残していくことになります。

    日本という国には、守り伝えていかなければならないことがたくさんあるのです。

    それは決して日本のためだけではなく、人類のためでもあります。


今年菅野企画設計は、今まで以上に頑固に「和風」「伝統」に

こだわって、社会や環境に必要な建築を設計し続けていこうと

思っています。


ますますのご支援を賜りますようお願い申し上げます。



                          所長 菅野良司



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