新住協(新木造住宅技術研究協議会)が開発している断熱性能計算ソフト「Qpex」の考え方・使い方を学ぶ講習会に谷本・池田が参加しました。
2ヶ月ほど前に参加した、「そうだったのか 高断熱住宅2008」では、高気密・高断熱住宅がどんな考え方で建てられているのか、どんな配慮をすれば、「夏涼しく、冬暖かい」家になるのか、という話を聞きました。今回は、もっと具体的に、いろんな材料や製品を使ったとき、その家はどのくらい“エコ”なのか?ということについて学びます。
壁や屋根の断熱性能を求めるには、使われている材料の断熱性能(熱抵抗値)を足し合わせていきます。難しいことではありませんが、家全体を計算しようとすると、大変な作業になります。部位によって材料は様々になるし、窓のような開口部は無視できません。さらに、冷暖房のエネルギー消費量を求めようとすると、方角による日射量の違いや地域毎の気候など、計算に反映する要素がたくさんあります。
「Qpex」というソフトは、それを簡単に計算できるように工夫されています。面積などを入力して、材料・仕様を選択していけば、消費エネルギー量を自動的に計算してくれる仕組みです。
さらに、一度計算した内容に手を加えて、目標の性能になるよう、工夫していきます。断熱材の種類や、開口部の仕様を変えて、効果的な対策を検討。あっという間にQ1.0(キューワン)住宅が設計できました!……というのが講習会の流れですが、実際にはいろいろと工夫が必要な部分が出てくるでしょう。でも、効率的に省エネ設計ができることには違いありません。
「Qpex」プログラムとは別の話ですが、他にもこんな話を聞きました。例えば……
断熱性能がUPすると、省エネになるだけでなく、快適になります。室温は一定でも、壁や床の表面温度が室温に近づくので、輻射熱が伝わりにくくなるのです。
さらに!
結露もしにくくなります。
……いいこと尽くめですねぇ。
多くの方が、快適な家に住んでいただけるように、今回勉強したことも設計に活かしていきたいと思います。