3月11日の大震災による悲劇は、あまりにも壮絶でした。 私も6月の初旬、3名のスタッフを同行して被災地を視察しましたが、その惨状に言葉を失いました。 お亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈りいたします。
さて、弊社にとって今年最大の喜びは、8年の歳月をかけて岐阜県多治見市永保寺全伽藍が完成したことです。 平成15年に火災で全焼した本堂、大玄関、庫裡の復元、耐火蔵の新築という歴史に残る大工事でしたが、初めから最後まで、設計監理を担当させていただきました。
名乗りを上げた数ある設計事務所の中から選んでいただいた幸せ。途中で施工会社が民事再生の手続きに入るという出来事もありましたが、無事完成させることができた安堵感。喜び。 この場を借りて、ご協力をいただいた方々、このようなチャンスを与えてくださった皆様に感謝申し上げます。
また、1月には愛知県一宮市笹野、臨済宗の古刹、妙光寺の書院新築、本堂・庫裡耐震改修が完成しました。 このお寺は弊社のすぐ近くということもあり、普段以上に緊張して仕事に取り組みました。完成後、近所の方から「素晴らしい書院を造っていただいてありがとう」と、声をかけてもらった時は本当にうれしく思いました。
4月には、一宮市臨済宗の僧堂、妙興寺山内の耕雲院本堂の耐震補強が完成しました。 そして8月、千葉県流山市の真言宗光明院の本堂・客殿耐震改修、大玄関、庫裡新築が完成しました。 2009年の2月、現地調査から始まり、完成まで2年半の歳月を要しました。東関東大震災の影響で工事が遅れましたが、何とか10月の落慶法要を迎えることができ、ホッとしました。 今後は関東でも仕事をしていきたいと思っておりますので、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
上記の如く、仕事は大変順調でしたが・・・今年だけでスタッフが4人退職しました。 女性スタッフ2名が出産のため、男性スタッフ2名は一身上の理由。出産のためというのは仕方がないにいろ、若い男性スタッフの退職はショッキングな出来事でした。せっかくの才能を伸ばせてやれなかったことは口惜しく、とても残念でした。 ただ幸運なことに、求人には多くの応募があり、来年は元通りの陣容を回復できる予定です。 今年一年本当にお世話になりました。心より感謝いたします。 平成23年12月吉日 株式会社 菅野企画設計 代表取締役 菅野良司