国宝の観音堂は残念ながら、現在改修中でシートをかぶっていますが・・・ 今年は、真新しい方丈大玄関が皆さんをお迎えしています。
昨年弊社の設計で完成した「永保寺方丈・大玄関・庫裡」が今、紅葉に包まれています。 境内の池の周りのモミジは赤く色づき、大イチョウは黄色に染まっています。連日、観光客が大勢訪れ、その景色を楽しんでいます。
「方丈・大玄関・庫裡」は平成15年に全焼した伽藍の復元とはいうものの、壁を増やし、柱を太くするなど、耐震強度を向上させました。 また、防火性能を高くするため、火を使う部屋を耐火構造にし、類焼を防ぐため防火シャッターを設置しました。 方丈の軒の出を以前より深くし、大棟を瓦葺きにしたため、より品格の高い伽藍に生まれ変わりました。
永保寺へ行ったら、こんなところも見てください!
鳳凰のレリーフ この屋根は桧皮葺き(ひわだふき)です。 桧皮というのは、桧の樹皮です。樹齢80年以上の桧の立ち木からむいた皮を成型し、段々葺きにしてあります。妻の破風を見てください。 大きな鳳凰のレリーフが吊られていますよ。
大玄関の屋根 この屋根も桧皮葺きです。この屋根の形を唐破風(からはふ)と呼びますが、 正面から見ると、ほら!お相撲さんのヘアスタイルです。 屋根の正面をよく見てください。菊の紋が彫り出してあります。 その軒下には、鳳凰のレリーフが対で飾られています。 このレリーフは焼失前の図柄が幸運にも発見され、復元したものです。
屋根の縦樋止め 銅板で作った縦樋の足元を見てください。 唐破風の右側には緑の石が座っていて、よく見るとカエルが!名付けて「石からカエル」。同じく左側には黒い石。名付けて「石泳ぎガメ」です。