8帖二間の小さな書院改修


            「離れの床が沈下していて・・・」とお客様。

            改修を希望された建物は、8帖二間平屋建ての書院です。

            普段はほとんど利用されていませんが、改修して残したい

            というご要望でした。

中庭に面した書院
            床レベルを測ると、1間幅の床の間に、右へいくほど3センチも

            床が下がっているところもありました。もちろん壁にもクラックが

            入っています。

            畳をめくり、床下を見ると、沈下の大きい場所の土間には大きな

            亀裂が入っていました。

            土間が沈下し、建物にも影響を与えていた可能性が伺えました。


建物の沈下を直す

            そこで、補強も含めて改修計画をたてました。

            補強方法は、建物全体をジャッキUPして布基礎を造るといいのですが、予算オーバーになるため、

            土間コンクリートを打つ工法を今回採用しました。


            内装は、以前の室内を残す形で、壁の塗り替えを行いました。

            この壁の塗り替えがまた、大変です。

            一般には、下がり壁の下端なら木の見切材が入っていて、左官屋さんが塗り仕上で「角」を出すところは、

            あまりないのですが、今回の建物は左官で仕上げる「角」がたくさんあります。

            壁がひょうたん型や半月のような切欠きがあったり、丸窓など・・・。

            でも、そういったデザインがこの建物の良さでもあります。


            歩いていても分かった沈下は、なくなり、壁も綺麗に仕上がりました。

            傾いた建物でも、補修して長く使い続けて頂けるようになり、この建物も喜んでいることでしょう。





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    0586-84-2003