浄土宗 臨江山 善光寺 伽藍 完成 ........................................................................................................................................................................................................ |
昨年お盆明けの旧本堂解体から1年3ヶ月、建替え工事と境内整備の全てが完成しました。 旧本堂は、昭和2年に建てられ昭和24年に移築されてから戦争や伊勢湾台風を経験して老朽化が 進んでいました。 傾きがひどくならない様に鉄骨トラスの支柱で支えられ、撞木造りの大きな屋根は、谷の部分からの 雨漏りがひどい・・・、そして台風の度に天井裏から埃が舞い落ちてくる。 「後、30〜40年しか持たない気がします・・・」と御住職。 そこで本堂を建替えるに当たり、地震に強い構造、雨の漏らない屋根、バリアフリーの間取り、維持管理 がし易いことなどたくさんご要望を御住職から頂きました。 現地調査をして既設の本堂を調べて、新しい本堂はどのようにしたいのか打合せを重ね設計に約1年。 そして旧本堂を解体してから1年3カ月。 コンクリートと木が融合する近代的な伽藍が完成しました。
「雨が漏らない屋根をお願いいたします。」というお話から、屋根の形は 旧本堂の撞木造りにこだわらず、入母屋の妻入り向拝の屋根としました。 玄関は、銅板葺きの唐破風屋根です。 本堂部分の屋根は、入母屋の妻入りの向拝ということで、向拝の屋根勾配・ 軒反りのラインに気を使って設計をしました。 軒反りは原寸図で検討し最後に微調整をして決定。きれいな軒先のラインが 出来上がりました。 向拝に立って見上げると柱以外は、木造と同じです。
高さ3mの折上げ天井には照明器具・エアコンを埋め込み、すっきりとした感じに仕上げました。 鉄骨鉄筋コンクリート造にしたことで、客殿内に柱型が出てきていません。 本堂は、内陣43帖に外陣93帖。とても大きな本堂ですが、 旧本堂はさらに中陣があり、もっと広い 大きな本堂でした。 新しい本堂内は、柱型が出て来ない広い空間になっていて、本堂に入ると外陣 から内陣まで全て見渡せます。
外陣は、椅子席にするために床をタイルカーペット敷きにしています。天井は一部を折上げた折上格天井。 中央には、旧本堂の内陣にあった蓮の彫刻を嵌め込みました。 外陣の壁には、旧本堂と同様に善光寺縁起の額が飾られています。 また、虹梁下の腕木や虹梁上の彫刻も旧本堂にあったものを使って昔の本堂の面影を残しています
内陣は43帖の広さ。折上げ格天井に欅の丸柱と虹梁。壁には檜の腰板を貼り、床は欅の縁甲板です。 以前の内陣は、中陣の奥にあり薄暗い感じで、御本尊の一光三尊阿弥陀如来の御前立ちもよく見え ないほどでしたが、お参りに見えた方々によく見てもらうことを考え、新しい内陣は明るくし、さらに御本尊 をスポットライトで照らしました。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
客殿の中庭を挟んで反対側に、御寺様の控室となる書院があります。
書院からは、廊下の腰窓越しに中庭が望めるようになっています。 地窓の上には、明かりとりの円窓を設けています。
本堂の西側には、弘法堂をつくりました。 旧本堂では、名古屋の三弘法の一つである弘法様が中陣の端に祀られていて 21日の弘法様の日 になると多くの方がお参りに訪れていたそうです。 当初御住職は、本堂を建替えるのを契機に弘法様をお祀りする弘法堂を境内に建てることを考えておられた のですが、 境内に駐車場を確保するために、本堂の下屋を有効利用して、 本堂と一体になった弘法堂が 出来ました。
弘法堂の入口の扉は、中の花頭窓を通していつでも弘法様に御参りが出来るようになっています。 ........................................................................................................................................................................................................ |
||||||||||||
| TOPへ▲ |
||||||||||||
|