本松寺は明石海峡大橋を見降ろす高台に建っています。
坂道を登っていくと、この庫裡が真正面に見えてきます。
本堂・庫裡共に、阪神淡路大震災で大被害を受けましたが、
本堂を先に改修し、震災8年で今回の庫裡建替えとなりました。
玄関を入ると、30帖大のロビーがあります。
建物を支えている構造材をダイナミックに見せています。
とても優しい表情の本堂にマッチしたシンプルな
外観をデザインしました。
幸い、既設本堂に基檀がなく、境内からの床高さが
1.2M程度だったので庫裡の床高を本堂に合わせる
ことにしました。
その結果、室内には全く段差のない、バリアフリーの
お寺にすることができました。
また、玄関先にはスロープをつけ、車イスでも
お参りできるようにしました。
車イス用の玄関は自動ドアになっています。
この空間は、大広間・本堂・寺務室に面していて、
受付や簡単な応接など、多目的に使われます。
ロビーの一部には、床暖房が施されていますが、
熱源はガスです。
「すぐに温かくなって評判いいですよ」と好評です。
木造なのに間口7m、63帖の大空間 !!
屋根をトラス構造にしたため、この大空間が実現しました。
部屋はスライディングウォール(可動間仕切り)で、30帖+33帖に
区切ることができます。
ロビーと本堂の間に10帖、8帖があります。
本堂の床と段差がないため、本堂の一部としても使うことができます。
東の窓からは、NHK大河ドラマ
「武蔵」でも紹介された、
”武蔵の庭”が一眺できます。
折上げ天井と腰壁には、岐阜県産の桧の板を貼りました。
右奥に本堂がつながっています。