愛知県甚目寺観音の塔頭です。

「立派なお寺ではなく、ホッとするような優しいお寺を」

という住職の希望を形にしました。

軒の深い寄せ棟屋根に鵄尾を載せました。

屋根越しに重要文化財の三重塔が見えます。





本堂の丸窓には蓮をモチーフにした

エッチングガラスが入っています。

正面の開口は蔀戸(シトミド)で

普段は上に跳ね上げてあります。









本堂の間口は5間です。

内陣は外陣より上段になっていて、丸柱は直径27cmの

桧です。

内陣と外陣の結界には、曼陀羅をモチーフにした

色ガラスが入っています。

天井は平部分で3.2M、船底の高い部分は4.1Mの

高さがあります。格縁天井の棹の間に照明が入って

いるのでとてもスッキリしました。

東脇檀はウルシ塗りを施した花頭枠の中、ストゥーパが

ライトアップされてまるで浮いているようです。







客殿は37帖の広さです。

本堂と同じように、棹縁天井の棹の間に照明が

入っています。






客殿と庫裡の間の中庭を、客殿から見ることが

できますが、障子と中庭の塀の高さを調節して

庫裡の様子は見えなくなっています。




便所には木をふんだんに使いました。

木は、気分を和らげる効果と匂いを消す効果があります。

トイレブースの戸は円形の引き戸で、ユニバーサル

デザインになっています。







西側から見ると、右が客殿、左が庫裡です。

庫裡はうぐいす色、客殿は淡い灰色に塗りました。

客殿は寄せ棟の上に切妻屋根を載せ、庫裡の

切妻屋根と連続性を持たせました。



庫裡の玄関は、書院の入口も兼ねています。

車椅子の方も利用してもらえるように、アプローチは

手すり付のスロープになっていて、玄関の框も低く

抑えました。

黒ミカゲの床に白い大理石の上り框がきれいです。


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    0586-84-2003