鉄骨・RC造伽藍

曹洞宗 東光寺 客殿・庫裡新築工事 静岡県静岡市
客殿・庫裡新築のご相談を受けたのは2016年4月でした。お寺に伺うと・・・「来年の6月末までに完成できませんか?」と住職、建設委員会の皆様。しかし、設計開始から14ヶ月での完成は異例のスピードです。
「実は、2017年の9月に先代住職の本葬儀を行う予定です。客殿新築は、前住職の強い希望だったので、是非、それまでに造りたいんです」は住職。先代住職と現住職の想いに、建設委員の皆様が一丸となりました。設計着手から工事完了まで、頻繁に建設委員会を開き、打ち合わせを重ねていただいたお陰で、予定通り、完成することができました。
  • ■鉄骨造2階建て
  • ■床面積/552㎡
  • ■2017年6月竣工

  • 客殿・庫裡は鉄骨造2階建て、切妻屋根の瓦葺きです。1階には玄関ホール、客殿、書院、配膳室、便所、寺務室など、お寺の施設を配置し、2階は住職家族の二世帯住宅です。
  • 境内の桜を残したいというご希望だったので、本堂と桜の間から工事を行いました。玄関の庇を曲線にして、桜の木をできるだけ傷めないように配慮しました。
  • お墓側から見た外観です。大小の切妻屋根を連続させて、威圧感のないデザインを心掛けました。
  • 玄関ホールは15帖の広さを確保しました。受付カウンターを造り付けにしました。寺務室が隣接しています。上り框の高さを10cmに抑えたので、靴履き用の椅子も設けました。
  • ホールの正面に床の間をしつらえました。床柱は赤松の皮つきです。床の間右の廊下の突き当りは車椅子でも利用可能な便所、右に折れると男女別の便所が続いています。
  • 玄関ホールにもエアコンを完備しました。床は桧板張りです。手前右側に4帖の倉庫を設け、客殿の椅子・机が収納できます。
  • 客殿は畳敷きで51畳の広さです。可動間仕切りで3室に仕切ることができます。エアコンと床暖房が完備しています。椅子・テーブルで90人が食事をすることができます。
  • 南西側の窓から、障子越しに明るい日が差しこみます。正面の飾り棚には、花頭枠をしつらえ、内仏をお祀りしました。
  • 写真では御簾状のロールカーテンが下りていますが、南東側の窓から庭を楽しむことができます。右側の引き戸の向こうには4帖の倉庫が隣接しています。
  • 玄関ホールから客殿に至る廊下は幅1.8mです。突き当りは丸窓で、庭の満天星が見えます。左側の引き戸の向こうに、僧侶控え室が続いています。
  • 僧侶控え室は10畳の和室です。廊下越しに庭を楽しむことができます。床框は、旧庫裡の材を再利用しました。琵琶棚の天板は大理石です。
  • 設計中、工事中を通して、頻繁に建設委員会が開かれました。設計内容の説明や工事の進捗状況など、プロジェクターを使ってご説明しました。
  • 地下1mに強固な地盤があったので、独立基礎で設計しました。鉄筋の検査を行いました。この後、型枠のチェック、コンクリート受け入れ検査を現場で行い、鉄筋コンクリート造の基礎を造りました。
  • 住職、建設委員も鉄骨工場へ足を運び、製品検査、溶接検査に立ち会いました。鉄骨工事を担当したのは、性能評価基準Mグレード認定工場です。
  • 落慶法要の後、内覧会が行われ、100人を超える皆様が参加されました。住職から、客殿の名称が発表されました。『思親殿』この名前は、檀家に公募して、応募案の中から決めたそうです。「親のありがたみと恩を思う」素敵な名前です。

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