虎渓山 永保寺再建庫裡


2004年9月末〜


9月末から多治見市文化材保護センターが発掘調査を

行なっています。

再建する庫裡は幅80pのコンクリート基礎を連続して造り、

その下に2M以下のピッチで柱状地盤改良を施します。

そこで、基礎を造る部分を帯状に発掘調査しています。

「何が出てきますか?」という菅野に

「前の本堂の礎石らしきものが出てきますよ」

と発掘を担当している山内さん。






2005年1月6日


中日新聞岐阜県版に

『 永保寺で見つかる、記年銘入り山茶碗 』

という見出しで以下の内容を含む記事が掲載されました。



多治見市の虎渓山永保寺で、庫裏再建前の発掘調査を行なっている

同市文化財保護センターは、

鎌倉末期の年代(記年銘)が入った山茶碗(ちゃわん)が出土した、と発表した。

同センターによると、山茶碗は無施釉(ゆう)の素朴な陶器。

大量生産品の山茶碗に、年代を入れるのは珍しく、出土は全国で四例目という。




今回再建する庫裡の南側には、多治見市指定

天然記念物のイチョウの木が立っています。

発掘調査を進めていくと、イチョウの木から15m以上も

離れた所からもニョキニョキ根っこが顔を出しました。



1月22日


庫裡の天井は杉のムク板の棹縁天井になっています。

最近では、住宅はもとよりお寺の天井板も合板になってきて、

ムクの天井板を貼ることは少なくなりました。

庫裡の天井板は100坪程度必要です。

「どんな杢目の板にしましょうか?」

と数種類の板を見せてくれたのは中村建設鰍フ木村工事部長。

「中杢のおとなしい目にして下さい」と菅野。



2月14日


久し振りに再建委員会が開かれました。

委員の中には、発掘調査のために掘った穴を埋め戻しただけの

現場を御覧になって、

「工事関係者は一体何をやっているんだ!!全く工事が

進んでないじゃないか」

と苦言を呈する方もありましたが、実は、市役所からたいへん

多くの申請を求められ、建築の許可がなかなか

いただけないのです。



とはいうものの、現在一番最初に着手する蔵の

建築確認申請提出中です。



3月28日


杭状地盤改良(テノコラム)の施工が始まりました。

施工に先立ち試掘をすると…

蔵を建てる予定地では、ガリガリゴリゴリ、

大きな石がゴロゴロ出て来て

地表から50〜60cmしか掘れませんでした。



また、庫裡を建てる予定地では、

事前に行なったボーリング調査通り、

地表から2m〜2.5m下の岩盤が確認できました。

杭状地盤改良というのは、

セメント系固化材と土を混ぜながら撹拌することにより

杭状に地盤改良する方法です。

第1期工事は、庫裡+蔵で約785u(237坪)ですが、

直径80cmの地盤改良杭を158本施工します。



4月14日


地盤改良杭の施工も無事終了しました。

今度は鉄筋コンクリートの基礎を造る為、

地表から50cmの深さまで1mの幅で土を掘っています。




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