虎渓山 永保寺再建庫裡


2007年7月23日




玄関庇、霧庇の桧皮葺きが始まりました。

霧庇の軒付けを施工しています。桧皮はヒワダと呼び、

当然ですがヒノキの樹皮です。「自然木の立ち木の皮で、

一度むいて10年後の2番皮が最高の皮」と言われていますが、

今回はその最高の皮を葺いています。



軒の先端の板は水切りを
取り付ける定規です


軒付け用の短い桧皮
大工さんが長押を加工しています。

長押は東濃桧の柾目で3間通しです。

6m近い材を加工していきます。

「目が細かくて、きれいな材料ですよ」と大工さん。





長い長押を大工さんが加工しています


7月26日


障子の桟の太さを検討しました。

「雲水が紙の張替えを手荒に行うので、障子の桟はできる

だけ太くしてください」というのがお寺からのご要望です。

一般住宅の障子の桟は見つけ7mmが普通ですが、

永保寺では9mmから12mm。しかし、書院の障子は・・・

5mmにさせてもらいました。







原寸図を描いて検討しました

7月27日


「書院の欄間が出来てきました」という連絡を受けて現場へ

行きました。

打合せ机の上に4枚の欄間を並べて・・・「うーん、この部分は

納得いかないなあ。もう少し手を加えてくださいよ」「わかりました」

と監督の足立さん。

「でも、なかなか可愛い出来だねえ」と、偶然その場に居合わせた

保壽院の土屋さん。





書院の竹の節欄間にはめこみます


造作工事も順調に進み、現場では5人の大工さんが一生懸命

作業をしています。 「今日はめ込んだんですよ」書院の花頭窓が

所定の位置に納まりました。

傷がつかないように養生シートが被せてありますが・・・ちらっと

めくってみると、春慶塗の漆できれいに仕上げられています。









玄関屋根の軒付け裏板は蛇腹にします


桧皮葺きを担当するのは滋賀の杉岡さんです。

「私は15年この仕事をしています」 宮大工、左官、桧皮葺き・・・

若い職人さんが元気よく仕事をしています。伝統的な建築を担う

人たちが若い!元気がいい!本当にうれしいことだと思います。

玄関屋根の軒付けの裏板は蛇腹にします。

厚みが6mmの板を少し斜めに倒して並べる方法です。

見上げた時の細かいジグザグが面白い表情になります。

普通はサワラ板を使いますが、施工を担当する八幡工営が

今回は特別!木曽ヒノキにしてくれました。





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