虎渓山 永保寺再建庫裡


実は・・・施工を担当していた樺村建設が不渡り手形を

出し民事再生の手続きに入ってしまいました。

その2日後の9月13日、再建委員会が急拠紹集され、

今後の対応が検討されました。

民事再生の成り行きを見守ろうという意見と、他の建設会社

に残工事を任せようという 意見が出たため、N工務店に

残工事を見積もってもらうことになりました。







9月15日

足場はリースだったので、アッという間に撤去されてしまいました。

「引き続き、お寺でリースした方が得だろう」という考えで、リース

会社に撤去を待って欲しいと頼みましたが、手遅れでした。

ただ、工事途中の貴重な写真がたくさん残りました。









9月19日


ちょっとした手違いで、「中村建設との工事契約を解約する」と

いう報道が流れたため、現場が少し混乱しましたが、宮大工、

瓦葺き、左官、各職人の皆さんはとても冷静で工事の再開に

向けて前向きにとり組んでくれました。

特に田口左官さんは、小舞下地をほぼ組み終わり、土を現場で

寝かせているという状況 だったので、自ら進んで現場に戻って

来てくれました。

また、中村建設の現場監督たちも、永保寺再建用材の確保など

たいへん精力的に協力 してくれました。

思わぬ事態に巻き込まれたものの、現場の造り手達の永保寺

再建工事に対する熱い思いを痛感しました。







N工務店から出された見積りは、お寺が中村建設鰍ノ払う

予定の残工事金額をはるかに超えていました。ただ、現場

事務所等の仮設が全て必要。現場に搬入されていない建材

は全て調達する必要がある。協力業者と新たに契約を結ぶ

必要があるなどを考えると、この結果は当然といえば当然

でした。

それにしても、無償で、それも大慌てで見積りをしてくれた

N工務店には頭が下がります。

本当にありがとうございました。








11月14日

「足場がないと、もうこれ以上できません」と田口左官さん。

「足場さえかけてくれればいつでも工事を再開しますヨ」と

瓦工事を担当する伏見窯業。

「いつ頃、工事は再開するのですか?」と八野大工さん。




11月24日

堀井弁護士に参加してもらい再建委員会が開かれました。

●中村建設鰍ニの工事契約は解約しないが、施工協力会社

 に対する支払いは永保寺が直接行ない、中村建設を通さ

 ない。

●永保寺が中村建設鰍ノ支払う残工事額は、契約通りとし

 追加金額は発生させない。

という条件を中村建設鰍ェ、呑めば工事を再開するという

決断が下されました。








12月15日

そして、いよいよ工事が再開されました。

仕上げをされないまま、その姿をさらしていた建物が、みるみる

足場で囲われていきました。

「いろいろ苦労したけど、本当によかった!!」

しみじみ思う菅野と野村でした。





2007年1月11日

現場に職人さん達が帰って来ました。

中村建設鰍フ民事再生は、スポンサーが現われ順調に進んで

いるようです。

ただ、当然ですが会社の規模は相当縮少されるようです。







BACK          10 11 12 
13 14 15 16 17 18 19 20 21
NEXT