虎渓山 永保寺再建庫裡


2006年4月4日


木造庫裡の基礎・地中梁の鉄筋、配筋が完了したので、

構造担当の孕石が検査を行いました。



設計図通り正しく配筋されていること、かぶり

(鉄筋と型枠の間の隙間)が基準通りとれていることを

確認しました。






4月6日

基礎のコンクリート打ちが行われました。

500年以上持つコンクリートを目指すため、永保寺の

基礎は超高耐久コンクリートで造られます。

コンクリートの打設には細心の注意が払われました。

高耐久コンクリートにするための混和剤を入れると、

コンクリートは普通のコンクリートよりも粘性に富んだ

べちゃべちゃの状態になります。

普段とは勝手の違う扱いにくいコンクリートに、職人さんも

悪戦苦闘していました。 




4月13日


基礎コンクリートの型枠を取り外しました。

ジャンカ(コンクリートが充填しきらずに固まった部分)もなく

綺麗に仕上がりました。


妻壁にとりつく彫刻の原寸大の下絵が提出されました。。

描いたのは彫刻家の山田耕健さん。八野棟梁に説明を

受けたものの・・・・・

「うーん。少しデザインを変えましょう」

菅野が下絵を描き直すことになりました。



伏見窯業が巴瓦の型を持ってきました。

模様などをお寺様に確認していただきました。






4月24日


天井板の検品を行いました。1年前に、どの程度の物を

用意すればいいのかは指示してあります。

癖の無い中杢の板に

「これならいいね」。

八野大工の工場で材木の刻みの様子を確認しました。

どういった仕口で刻まれ、どのように木材が継がれて

いくのかを確認していきます。

まったく金物を使わない伝統的な工法なので、機械加工が

主流の現在の木造建築ではあまり見ることが出来ない

仕口や継手で材木が刻まれています。

日本が誇る木造建築の技をこの工事では見ることが

出来ます。

大工さん達が手道具を持って大木に挑んでいます。


破風の検品も行いました。東濃桧で節の無いこれだけの

大径木を良く揃えていただいたと思います。

どうしても手に入らない材は木曾桧で揃えた!

中村建設の意気込みを改めて感じました。

破風の型をあてがい設計通りの破風が取れるかを

確認しました。立派な破風がそびえる様が想像できます。








5月2日


老師様を始め、総代、山内関係寺院の皆様に、岐阜県

高山市まで足を運んでもらい八野大工の作業の様子を見て

いただきました。

加工場の中には所狭しと木材が並び、若い大工さん達が

生き生きと作業をしています。大黒柱は棟梁の片腕である

池田さんが加工しています。

手の込んだ仕口や継手を御覧になって

「今時ここまでやってもらえるのはうれしいね。みなさん楽しんで

作業してくださいよ」と声をかけていただきました。


破風は大変大きな材料なので屋外に並べられました。

すばらしい木材に神々しさを感じます。大変立派な材を前に

皆さん満足な様子です。八野棟梁が破風の型紙を木材に

あてがい、どのように木取られるかを説明しました。











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