虎渓山 永保寺再建本堂

2008年7月3日


現場での定例会議が始まりました。

お寺側からは、山内寺院、事務局から5名。中島工務店からは

3名。そして、菅野と野村が参加しました。これからも、このメンバ

ーで会議は進められる予定です。


先ず、柱の面の大きさを検討しました。柱の面を取るというのは、

柱の出隅(角)を斜めに削ることです。柱の角を削ることで優しい

表情を出したり、粗野な感じをなくしたり・・・面の大きさはとても

大事なデザインなのです。

現場監督が、設計どおりの面、少し大きい面、小さい面を取った

8寸角、7寸角、6寸角の柱を用意してくれました。

「やはり図面通りの面の大きさがいいんじゃないですか」


7月15日

菅野と野村が岐阜県中津川市にある中島工務店の材木加工場へ

行き、本堂の木材検査を行いました。


使用される木材は膨大な量で、工場に並べられた様子は壮観!

もちろん全ての木材を並べることはできませんが、柱や差し鴨居

など重要な造作材は一本一本並べて検査しました。

どの材もすばらしい東濃ひのきで、工事を担当する中島工務店の

意気込みを感じました。

先ず、本堂の柱のどの面がよく目に付くのか?その見え方を検討

し、木目や節のあるなしをチェックしていきます。柱の仕上がり寸法

は24センチ角ですが、5ミリほど大きく製材されているので、削った

時に節や巻き皮が出てこないか、当てはないか・・・


現場監督の杉原さん、栗原さん、西田さん、木材を供給する(有)

マルワイ製材の安田さん、日下部さん・・・菅野の指示に従い、一本

一本適材適所に配置していきました。


次ぎに、屋根を支える小屋物を検査しました。

長さ10m!曲がりのほとんどない素晴らしい赤松です。

「この松はどこで取れたものですか?」

「ほとんどこの当たりです。このぐらいの松はまだ採れるんですよ」





ズラーと並べられた
木材は美しい材ばかりでした





床の間に使うケヤキの一枚板も
チェックしました。
中杢の癖のないおとなしい
目の良材でした







曲がりもなく、太さも十分な
赤松でした

7月23日


寺院側から、萬仭軒老大師をはじめ5名の方に樺島工務店の

高山工場へ来てもらい、本堂の木材検査をしていただきました。

主に柱と差し鴨居を見やすく一列に並べ、菅野と工事監督、そして

(有)マルワイ製材が、どの材を本堂のどこに使うのか、など詳しく

説明しました。

「天井や壁に隠れるところまで無節じゃなくてもいいのに(笑)

それにしても、中島工務店の意気込みを感じますねえ」

「どの材にも節が見当たらず、しかも杢目がまっすぐ通って素晴ら

しい!文句のつけようがない」 皆様の高い評価に、立ち会った

樺島工務店の社長もうれしそうでした。

「実は、垂木が一番大変でしたよ。垂木の下端を柾目でそろえろと

言われたもんでねえ」と木材を揃えてくれた(有)マルワイ製材の

日下部社長。

「ありがとうございました」





7月29日


本堂内陣の床は、畳敷きの設計になっていましたが・・・

山内寺院から板敷きのほうがいいのでは・・・という意見が

出ました。

「内陣の床だから24ミリ厚くらいは使うべきですよね」は現場監督。

「でも、相当高価につきませんか?」

「私は厚板を貼るのは感心しません。仏具の重さに耐えること、

将来板がそらないこと、その二つの条件を満たすためなら、杉板を

下地にして15ミリか18ミリの桧板を貼ったほうが合理的だと思い

ます」と、前回の打合せで菅野がアイデアをだしました。

早速、現場監督が実際に作ってくれました。

百聞は一見に如かず。「なるほど」と納得していただきました。

8月4日


柱状地盤改良が始まりました。

野村が現場で支持層を確認しました。

本堂、大玄関で69本の柱状地盤改良を行います。



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