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2009年7月 桧皮葺きがはじまりました。 本堂の建て方が終わると同時に素屋根がかけられました。 素屋根とは建築中の建物が雨の影響を受けないように仮に 屋根を設ける事をいいます。 本堂をすっぽりと覆い隠してしまうほどのとてつもない大きさで、 まるで文化財の工事をしているような風景です。 桧皮葺きの工程で一番最初に行うのが軒付けの杮葺き(こけら ぶき)。 サワラの柾目板を綺麗に積み重ねて軒付けを作って いきます。その基準となる一枚目のサワラ板を田中社寺の 青山さんが取り付けています。より美しくなるように色々と 試行錯誤しています。 |
![]() 桧皮葺き現場主任の青山さん![]() 「こんなにも軒付けが出るんだぞ!」と定規で教えてくれました。 |
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桧皮葺は色々な曲線を出しやすいのでとても柔軟性があるのが魅力です。 今回の屋根はムクリがあり、そのムクリが軒先に向かうにつれて照りがついてくると いう特殊な形状をしています。京都の清水寺が同じ屋根をしていますが、全国でも そういった形状はあまりみられません。 桧皮葺きでなければうまく表現できないこの屋根は、特に隅棟と蓑甲とがぶつかる あたりでスムーズなラインが出ないと失敗する恐れがあります。逆にそこがうまくい けばとても美しい屋根となるのではないかと思います。
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