虎渓山 永保寺再建本堂



2009年6月20日




本当に無事ここまで辿り着くのか、工事関係者なら誰もが

不安をいだいていたことでしょう。

今日の上棟式を目指し必死の工事が続けられました。

この日が迎えられるのを心待ちにしていた反面、プレッシャー

で胃が痛くなる思いをしていた人も...。







梅雨の晴れ間に恵まれ、天もこの大工事の上棟式を歓迎して

くれたのでしょう。 上棟式に先立ち解体修理をしていた無際橋

の渡り初めも行われました。

塔頭寺院の保壽院住職様が先導されるなか、田中義峰老師、

南禅寺派中村文峰管長を先頭に、棟木を担いだ工匠達が続き

無際橋を渡ります。棟木はお祝いにかけつけた多くの観衆が

見守る中本堂まで運び込まれ、上棟式が厳修されました。





田中義峰老師様が導師をお努めになり法要がはじまりました。

檀家総代、奉賛会の方々、議員の先生、多治見市長、そして

工事関係者が法要に参列し、いままでに類をみないほどの

大人数で無事の竣工を祈願しました。

縁故寺院、水月会の方々も多数随喜し法要を執り行いました。

大人数で行う大般若経の転読は圧巻で、本堂を取り囲んで

お祝いに参加している市民の方々も何が起こったんだろうと、

その迫力に驚いているようでした。



上棟式の準備が整いました。


お祝いにかけつけて
くださった市民の方々。





無際橋の渡り初め。


法要中に、お経を書いた石が
タイムカプセルの中に
納められました。



大般若経の転読
  法要後、「工匠の儀」が執り行われました。

古代の様相をした工匠達が工事の無事を祈願して、古式にのっとり行われる儀式が

「工匠の儀」です。


「召立之儀」

奉行、検地役、振幣役、

職人衆が祭壇に礼拝します。


 「三器奉奠」

「丈量之儀」

建物が設計通りに建てられて

いるか再確認をするための儀式。


「博士杭之儀」

基準の杭を打つ儀式。
「曳綱之儀」

棟木を建物の棟まで引き上げる儀式


参列者みんなで曳綱を引っ張り、
棟木を上げます。







屋根の上では工匠が棟木があがる
のを介助します。


「鎚打之儀」

引き上げられた棟木を納める儀式


振幣役の八野大工の八野大棟梁。
千年も万年も本堂が栄えるように
祈願します。






本堂の棟上で、八野棟梁と池田棟梁
が棟木を納めます。


「鳴弦之儀」


身の丈ほどある大きな弓です。


弓を棟上で引きます。

「四方固め之儀」


建物の四方から餅を落とします。





餅が落とされるのが判りますか?
下で餅を受け取ります。
 


「工匠の儀」は、建設中の本堂全体を使って行われるため、お祝いにかけつけた皆さん

だれもが体感することができました。普段経験することができない儀式を目の当たりに

できた事、皆が一丸となって上棟の喜びを享受できたことに、感嘆の声で溢れかえり

ました。

工匠式の後、関係者の挨拶があり、最後に田中義峰老師様から挨拶がありました。

「地元の学生が先頭を切って寄付を集め始めたことが永保寺再建の第一歩であり、

そこから皆様のお力をいただいて何とか今日の上棟式を迎えられた」と、感謝の意を

表明いただき、工事関係者にもねぎらいの言葉をいただきました。

式の締めくくりとして弊社の菅野良司が乾杯の挨拶をしました。

「多くの職人の手仕事により永保寺再建工事が進められています。

目に見えないところでも多くの職人衆が永保寺再建のために働いています。

皆の力の終結で永保寺が建てられて行きます。工事中は安全に徹し、無事に竣工が

迎えられますよう見守ってください。」と工事の無事竣工を祈願して乾杯の音頭をとり

ました。

皆さん万感の思いで今日を迎えられましたが、気を緩めず竣工までがんばって

いきたいと思います。



左から
南禅寺派中村文峰管長
田中義峰老師、
中島工務店 中島紀于社長

検地役を務めた弊社の菅野が
乾杯の挨拶をしました。




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