虎渓山 永保寺再建大玄関

2009年9月



永保寺大方玄関には唐破風玄関があります。

各部材には巧みに彫刻が施され、永保寺の大事な顔となって

います。

再建される唐破風玄関にも、もちろん彫刻が再現されます。

消失前の玄関と比較されても見劣らないよう デザインも念入り

に行いました。

その、彫刻を彫るのは山田耕健さんです。

山田さんは庫裡の再建工事でも、その手腕を高く評価されており、

今回も、より複雑な彫刻にチャレンジしてくれています。

彫刻の出来上がり具合を確認するため 中島工務店の高山工場

へ出向きました。



続いて、山田耕健さんの工房がある石川県へ向かいました。

今回の彫刻の中でもメインの作業であろう鳳凰の笈型が、

荒彫りを完了したということで、 最後の詰にデザイン

意図が正しく表現されているか確認するためです。


荒彫りの段階でお願いしておかないと、どうしてこのような

デザインにしたのかを説明できません。

直接職人さんと喋らないとなかなか伝わらないものです。

動かない彫刻を、より躍動感あるものにするには、この最後

の詰が大事になります。



どうするとデザインの意図が彫刻で表現されるのか、お互いの

意思を疎通させて、より良いものを完成させる大事な工程です。

菅野が「こうできないか?」という問いに対し、「こうではどうだ?」

と、お互いの意思を昇華させていきます。

彫りも深くはっきりとした彫刻が
虹梁に施されています。



木鼻や蟇股の彫刻も出来
上がっており、緻密に彫刻が
されています。



荒彫りが完了した鳳凰の彫刻。
菅野のデザイン画と比較する。



山田耕健さんに、デザイン意図
を説明し、彫り方の要望をする
菅野。
 



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