平成15年に全焼した伽藍再建が、多くの方々のご尽力より無事円上いたしました。

弊社も本格的な伝統木造構法と最新の構造計算による設計で再建の一役を担う事が

でき、心よりうれしく思っております。木材は総ヒノキ(小屋梁は地松)で、岐阜県東濃

地方を中心に集材されました。荒壁、瓦、紙等、ほとんどの材料が地元の素材を採用

する地産地消に心がけました。歴史に残る伽藍再建に参加できた喜び、そして緊張感

など、工事に携わった者の熱い思いをすこしでも感じていただけたらこの上ない喜びです。          


  
外観

多治見市民の熱意により建築基準法の適用除外を受けることができたため、 屋根は桧皮葺き、構造は貫きや土壁による伝統構法で造る事が出来ました。






大方玄関

伝統的な木造建築に見えますが、万が一火災に見舞われても、本堂と庫裡の類焼をくい止めるため防火構造になっています。

木の天井の上に不燃材を張ったり 無良戸を燃えにくくしたり・・・ いろいろな工夫が隠されています。


樋受け石

雨樋受けを石で製作しました。 蛙と亀をモチーフにしています。

虎渓山の境内にあった石から彫りだし ました。彫刻家、菅野泰史氏の作です。

唐破風笈形彫刻

消失前の彫刻にならい鳳凰をデザインしています。 勢いが増すよう細部の彫り方に細心の注意を払い ました。

彫刻は山田耕建氏が担当しました。





方丈の内仏

平安仏師江里康彗氏の

手による 釈迦如来三尊像




外陣






廊下


上間



床の間

春慶塗りで仕上げられたケヤキの地板に 一文字棚の持ち送りが

美しく映りこみます。
天井板

上間には、幅が尺5寸(約455mm)の杉柾目板を張りました。

その美しさは必見です。ちなみに脇間は笹杢です。

杉柾目

杉笹杢



脇間






欄間

桂離宮と同じ月の字型卍 くずしの

デザインです。
内陣




食堂




知客寮の間



床の間

床柱は、岐阜の県木であるイチイの 銘木。
高山の工芸品である一位一刀彫りに使わ
れる木です。


欄間

知客寮の間の欄間は 双龍のデザイン
を施しました。


TOP / 庫裡 完成写真