虎渓山 永保寺再建庫裡


 平成15年に全焼した庫裡の再建です。 本格的な伝統木造工法で建てました。

 木材は総ヒノキ(小屋梁は松)で、岐阜県東濃地方を中心に集材しました。






飛騨の匠、八野大工が腕を
ふるってくれました。
彫刻類の図柄は、八野棟梁と菅野の
合作です。 彫刻は彫刻家の
山田耕健さんが担当しました。
  
庫裡と典座釜戸の外観

庫裡の大きな切妻屋根、
壁の装飾は永保寺の顔のひとつ。
多くの人達が待ち望んだ姿が
復元 しました。


   
建て方風景






玄 関


 玄関の向こうに23帖の取次。
 1.5尺角のケヤキ大黒柱と成が1.8尺!
 もある桧の差し鴨居が圧感です。


書 院


 18帖2間続きの書院。
 付け書院、違い棚、花頭型落し掛け、
 竹の節欄間、 特徴のあるデザインで
 まとめ ました。
 花頭、竹の節に施した春慶塗りが好評です。


欄間の図柄は全て
菅野がデザインさせていただきました。







 
廊 下


 庫裡の東、北、西は1間幅の廊下が巡っています。
 廊下の屋外側は建具のない吹きさらしになって
 います。





 
副司寮(洋館)


 玄関脇に15帖の洋間を造りました。

 床はチークのフローリング、天井は
 直線的な折上げ 格天井です。


 

副司寮


 オーソドックスで落ち着いた座敷を

 デザインしました。


随飯場


 取次に続いて12帖の随飯場を設けました。

 壁には韋駄天尊が祭られています。
 この韋駄天尊は彫刻家の神戸峰男さんが
 製作 しました。






庫裡東側廊下

中 庭

木造庫裡の東側に中庭を 造りました。

この庭を挟んで、知客寮 (しかりょう)、
典座釜戸 (てんぞうかまど)を造り ました。
知客寮、典座釜戸は鉄筋 コンクリート造
の耐火構造 になっています。



典座釜戸北側廊下から
中庭 越しに知客寮が
見える。





螢光灯が目立たない様に杉板製
の照明ボックスに仕込みました。

典座釜戸

雲水さんが食事の用意をする所
です が、その他にも托鉢の後、
冷えきった 足を暖めたり、入門が
許されるまでは ここでご飯を食べ
させてもらうなど、 修業をするお坊
さんにとってはとてもとても大切な
建物です。






庫裡の北側に鉄筋コンクリート造の耐火蔵を造りました。
収納物にとって火と湿気は大敵です。
躯体は耐火構造とし、蔵の内壁には杉板を貼り、換気扇
を設置しました。



盗難を防ぐため引戸はスチール製、
窓は嵌め殺し になっています。

蔵の中




TOP