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2017.1.10

愛知県江南市の臨済宗 永正寺の茶所増築の基礎工事(東松)

2017.1.10

Category: 客殿・庫裡新築

江南市の臨済宗 永正寺様の茶所増築工事が始まりました。

施工は地元、江南市の松井建築が請負い、社長自らが現場監督を務めています。




基礎を造る前に、柱状地盤改良を施工しました。

事前に既設部分には地盤改良が施工されていないと聞いていたので、外観上は一体の建物でも、構造的には切り離して造ります。

直径50cm×長さ2.5m~3mの柱状地盤改良を全部で42本施工しました。


増築する2階は、既設建物をまたいで建つので、基礎工事が2ヶ所に分かれています。
こんな増築工事は、あまり類例がないかもしれません。

「こっちには、何が建つの?」と檀家さんから尋ねられました。




基礎の鉄筋の配筋工事が終わり、コンクリート型枠が組み建てられ、アンカーボルトが設置されたところで、検査を行いました。

鉄筋の径・間隔・かぶり(鉄筋と型枠の隙間)、アンカーボルトの配置と埋込長さをチェックしました。

注意深く検査を行った結果、鉄筋の間隔・かぶりの不具合が見つかったので、是正を指示しました。

そして後日、是正の完了を確認しました。




コンクリート打設当日、現場で受入れ試験を行い、品質を確認しました。

現在は気温が低いので、強度を補正したコンクリートを打設します。今回打設したのは、強度30N/㎡のコンクリートです。

基礎のコンクリートは、外周部の立上りとベース部分を同時に打設します。2回に分けて打設すると、打ち継ぎ部分から白アリが侵入する危険があるからです。

ただ、冬場はコンクリートがなかなか固まらなくて、手間がかかります。


永正寺様は、お寺での葬儀が多いことで有名です。そのため、毎週3~4回の葬儀があり、作業も制約を受けます。

コンクリート打設を友引の日に行うなど、監督も気配りしながら作業を進めていますが・・工事は予定より少し遅れ気味。建て方は1月中に行う予定です。
 

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