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2017.2.14

江南市の臨済宗 永正寺の茶所増築工事 もう直ぐ建て方(東松)

2017.2.14

Category: 客殿・庫裡新築

愛知県江南市の臨済宗 永正寺様の茶所を増築します。
増築部分は木造2階建てで、床面積は約214㎡(65坪)です。

工事は地元江南市 (株)松井建築にお願いしています。




現場は基礎工事を終え、建て方を待つばかり。

木材の刻みの進捗状況確認と、納まりの打ち合わせをする為、松井建築を訪ねました。

小屋組に使う丸太は既に刻み終わり、加工場の片隅に積み上げられていました。

設計では、末口径320mmmの丸太を指定していますが・・・元口はそれ以上。かなり太い丸太です。

2階は、この丸太を活かしたインテリアになります。


 

写真の丸太は、蔵を解体する時、丁寧に取り外したものです。

再利用に備えて加工が加えられ、出番を待つばかりになっていました。




部分的に構造用集成材の梁を使います。
曲げ強度が高いので、大きな荷重がかかるところには最適な材です。

大工が仕口の刻みを進めていました。

梁の長さは3間を超えます(約6m)が、成は300mm。
同じ断面の無垢材では、とても耐えきれません。

この材を90cmの間隔で渡し、その上に2階の床を張ります。




刻みの確認をしてから・・・
ベニヤに描かれた原寸を見ながら、納まりを検討しました。

住職は、蔵のような外観がご希望です。蔵らしさの要となる屋根の軒先の形状と納まりを考え、指示しました。

大工の刻みはもう少しで終わり・・・いよいよ今週、建て方が始まります。

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