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2020.9.8

転倒、許容支持応力、滑力に関する構造計算を行い、地震でも安全な塀を設計(中村)

2020.9.8

Category: 耐震補強

地震大国日本では
大きな地震がおきると、建物だけでなく塀の倒壊も話題になります。

当然ですが、塀についても構造計算を行い、地震や台風でも倒壊しないように設計する必要があります。

菅野企画設計では
「エクステリアの施工規準と標準図及び積算 塀編」
等に従い構造計算を行っています。



△参考図書

この本では
建築基準法第61条、第62条を遵守したうえで
日本建築学会の規準も参照し、
多方面の安全性を考慮した計算方法が紹介されています。

手計算をするには、少し計算量が多いので…

簡単な数値入力で結果が得られるように
エクセルを使った計算シートを作成しました。




△塀・基礎の各部分の寸法、安全性の基準値を入力




△荷重・モーメントなどの外力の計算に必要な諸係数を入力
 

ここでは
・転倒に関する検討
・許容支持応力の検討
・滑動に関する検討

この3つを行い
塀の底版の長さや立上りの高さなどを決定します。

このように
塀に於いても、構造計算に基づく設計をしています。

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