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2017.11.28

愛知県の日蓮宗寺院で山門、祈祷所建て替え工事の檀家説明会(東松)

2017.11.28

Category: 山門・鐘楼新築

10月19日、愛知県の日蓮宗寺院で、伽藍整備計画の檀家説明会が行われました。

一昨年、住職から山門、祈祷所の耐震診断と塀の現況調査を依頼されました。
その結果は・・・
〇山門は大変危険な状況なので、周辺への立ち入り禁止。
〇祈祷所は大きな地震が来たら、崩壊の危険性が高い。
〇コンクリートブロック塀は至急改修の必要あり。

この結果を踏まえ、弊社が境内整備のマスタープランを作成しました。
そして・・・
住職は、この境内整備を日蓮聖人ご降誕800年奉賛事業にすることを発願されました。

役員の改選を含め約1年の準備期間を経て、奉賛会が組織され・・・
いよいよ今年6月より、実行に向けた打合せが始まりました。

弊社も加わり、毎月1回の打合せを重ね、計画を煮詰めました。
そして10月、各檀家へ趣意書が発送されました。




当日はあいにく、肌寒い雨天になりましたが、会場の本堂には約50名の檀家が参集しました。

先ず、住職が伽藍整備の必要性を説明し、浄財の寄付をお願いされました。

その後、私がスクリーンに写真や図面を映しながら現在の状況を報告し、山門と祈祷所の新築、塀の改修方法について、約30分の説明を行いました。

皆さん熱心に耳を傾けてくれました。奉賛会の皆様からも「大変、分かりやすかった」と、好評をいただきました。




当日は、奉賛会のご指示で、新築計画の山門と祈祷所の模型を会場に持ち込みました。

弊社では、マスタープランを依頼されると・・・
間取り考え平面図にまとめます。仕上げを決めてもらい、工事費の概算を算出します。

さらに、外観透視図、内観透視図、模型を製作し、計画の内容を丁寧に説明します。



祈祷所は耐震補強するのではなく、鉄骨造で建て替えることになりました。木造にこだわると、住職が望む開放的な間取りが実現しないためです。

現在の祈祷所の外観デザインを取り入れながらも、堂内は開放的で高い天井を実現する提案に・・・
「伝統的だけど・・・現代的な感じもして、私はいいなあと思います」は住職。奉賛会の皆さんも賛同してくれました。

建て替えを期に、どなたでもお参りできるように、土足利用にすることも決まりました。


最後に、浄財寄付の申し込み方法の説明があり、檀家説明会は約1時間で終了。
住職と奉賛会の熱意が伝わり、手ごたえを感じる説明会になりました。
 

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