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2017.8.22

納骨堂は時代の要請か?新築のご相談が増えています(菅野)

2017.8.22

Category: 納骨堂

三重県のお寺から境内整備のご相談を受けました。
「借家を壊したので、境内に空き地ができました。この土地を敷地に、参拝者が増えるような建物が造りたいんです」

早速、お寺に伺うと・・・
歴史を感じさせる文化財の山門、松の巨木に囲まれた参道、風格のある本堂。とても魅力的な境内です。
最寄りの駅から近く、広い駐車場も確保されています。
しかも敷地は、本堂に隣接しています。

「納骨堂と茶所を造りたいと考えているんです」と住職ご家族。
「それはいいお考えだと思います。きっと、納骨希望者が集まりますよ」
「そうでしょうか?この辺りには、まだ納骨堂がなくてねえ」




後日、役所に電話して納骨堂の基準を尋ねると、あいまいな答えが返ってきました。なるほど、前例はまだなさそうです。

マスタープラン契約を締結していただき、スタッフが境内調査を行いました。そして、約1か月後・・・
配置、間取り、模型を作りお寺へ伺いました。

コンセプトを説明すると、ご家族の目が輝きました。
そして・・・
「ペット供養のスペースも造ったほうがいいんじゃない」
「屋外便所はきれいに使ってもらえるような工夫をしなくちゃ」
「茶所のカウンターは納骨希望者の受付もできるようにしてほしいわ」などなど、大いに盛り上がりました。




岸和田市の正光寺様では、先代住職のたっての希望で、昨年、本堂新築と同時に納骨堂が完成しました。

建設委員会では「こんな田舎に納骨堂なんて・・・。お金集めが大変なんやから、無駄でしょう」と批判も受けました。

しかし、昨年、事業が無事円成して・・・
「思ったより、納骨希望者が集まりまして・・・浄財の不足をカバーしてくれました。先代はなかなか先見の明がありましたよ」と、総代。


納骨堂の建築基準は、市によってまちまち。頭の痛い問題です。
早く、全国的に統一してほしいと思います。

それに比べると、納骨スペースは
「不燃材で作り、鍵がかけられること」で、全国的に統一されているようです。

納骨仏壇の実例をご紹介すると・・・



△アルミ製の既製納骨仏壇


△家具工事で造った納骨仏壇


△建築工事で造った納骨仏壇

現在も名古屋市内で納骨堂を建設中です。
もし、納骨堂新築をお考えの向きは、是非、お気軽にご相談ください。

 

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