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2017.7.7

愛知県稲沢市に「桧の香りがする家に住みたい!」希望を叶えた和風住宅(植松)

2017.7.7

Category: 和風住宅新築

愛知県稲沢市に、2階建て和風住宅が完成しました!
お客様は50歳代のご夫婦と長男。

2年前、弊社の設計で完成した木造住宅をご覧になり・・・
「あんな、桧の香りがする家に住みたい!」と、来社されました。

ご夫婦が共働きでお忙しいため、打ち合わせは月に1度のペース。
ゆっくりじっくり、設計には、約1年をかけました。


この住宅は「地域型住宅グリーン化事業」に採択され、国から100万円の補助金を受けることができました。

菅野企画設計では、木の産地、木造住宅の建築に長けた工務店などと「なつかしい未来を造る会」を結成し、地域の木材をふんだんに使う、少ないエネルギーで快適に暮らせる、二酸化炭素の排出が少ない、そんな家を造っています。

その姿勢が高く評価され、ここ3年に渡って、国の「地域型住宅グリーン化事業」のグループに採択されています。

菅野企画設計が設計する住宅は・・・
土台・柱には、必ず東濃桧又は吉野桧を使用します。
また、梁にも、予算の許す限り、桧、松、杉など国産材を使用しています。



△外観は・・・
3つの切妻屋根が重なる和の佇まいです。

外壁は砂壁調の吹付。ただ、腰壁には、汚れにくいタイルを貼りました。





△玄関先は・・・
しっとり落ち着いた「豆砂利洗い出し」仕上げのアプローチ。
柱を建て、化粧垂木で軒を深く出したポーチはタイル張り。
脇には、お客様のご要望で、2台分の駐輪スペースを設けました。




△玄関
玄関には下足入れを造り付け、飾り棚風にデザインしました。
落とし掛けの曲線は・・・
大工が下地を作り、左官が塗りまわし仕上げ、職人の手仕事です!



△玄関
玄関ホールに、客間を隣接させました。そして、和室横の廊下の先はキッチン。

「お客様へのお茶出し」と「玄関での応対」。奥様のスムーズな動線に配慮した間取りです。



△和室
和室のつくりには「真」「行」「草」があります。
真は格式を、草は遊び心をデザインします。行はその中間。
この和室では「草」寄りの「行」を目指してみました。

床柱は桧の錆丸太、床框は杉の面皮と「草」のしつらえ。
ただ、この和室は仏間でもあるため、長押を入れ、床畳には紋縁を使うなど「真」の要素を取り入れました。
ちなみに・・・
鴨居と長押は桧、落とし掛けは杉の浮造り、障子は杉で作りました。


木材を納入したのは、岐阜市の「後藤木材」。
お客様と一緒に会社へ赴き・・・「木材検査」を行いました。
使用する木材の樹種や木目、節の有る無し、含水率をチェックしました。




構造材だけでなく、銘木類もお客様と一緒に確認しました。
設計図で床柱に指定した「錆丸太」は、好き嫌いがある材なので、お客様の反応にドキドキでしたが・・・、

「こんな床柱は見たことない。変わっていて、いいと思います!」に、よかった!




△LD
南側隣地に3階建て住宅が建っているため、日当たりを気にされていたお客様。
そこで・・・
リビングの天井を吹抜けにして、南側の窓を上下2段に設けました。
さらに、室内側に障子を建て込むことで、隣家からの視線を遮り、柔らかい光を取り入れています。

LDに使用している木材は、天井材以外すべて桧。
お客様のご希望どおり「桧の香りがする家」になりました!

リビングソファとテーブルは、弊社が納入した「ナガノインテリア」の製品です。



△2階の廊下は、LDと立体的につながっています。

壁一面にピクチャーレールを取付け・・・
奥様の趣味、「ジグソーパズル」の展示ギャラリーにもなっています。




△トイレには・・・
桧の無垢板カウンター、その上に美濃焼きの手洗器を嵌め込みました。

トイレまで桧の香りに包まれています。
手洗器は、監督が窯元まで足を運び、探してくれた一品です!



△子供部屋は・・・
日当たり抜群の2階の南側に配置しました。
ただ、冬暖かくても、夏が暑くては・・・・
そこで、部屋の外に屋根付きのバルコニーを設け、直射日光を遮っています。

屋根勾配を利用した斜め天井で、小屋丸太を活かしたインテリアです。



 

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