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2019.6.4

埼玉県富士見市の曹洞宗 大願寺で本堂落慶法要、晋山結成式(菅野)

2019.6.4

Category: トピックス

令和元年6月2日、埼玉県富士見市の曹洞宗 大願寺で本堂落慶法要、晋山結成式が厳修されました。



大願寺は昭和63年、東京駒込の江岸寺の分院として開山されたお寺です。

その後、住職と奥様二人三脚の布教活動、納骨堂の新築そして、副住職がアイデアあふれる催し物で、檀信徒を増やされてきました。

2016年の夏、お寺へ伺うと・・・境内には間口4間の小振りな本堂と斬新な納骨堂、間口2間の弁天堂が建っていました。

「菅野企画のHPは隅から隅まで見せてもらいました。伝統的なデザインにはこだわらないので、柔軟な使い方ができて、魅力的なお寺を設計してください」住職夫婦、副住職夫婦皆様の目が輝いていました。




 設計の打ち合わせではいつも、ご家族の意見が活発に行き交いました。

特に住職の奥様は、斬新なアイデアを次々とぶつけてくれました。

完成したユニークな外観の造形と色彩は、住職夫婦の発想と副住職夫婦の感性の賜物です。

残念なことに、住職の奥様は着工を待たずご逝去されましたが・・・彼女の想いは、伽藍のいたるところに散りばめられています。

 



午後1時半より、本堂落慶・開山報恩諷経が厳修されました。導師は浅草 永見寺住職 葛西好雄老師がお務めになりました。

最初に本堂落慶法要、続いて開山報恩諷経が行われました。

この日は、現住職の晋山式も厳修されました。

稚児とともにお寺に到着した新命が新本堂に入堂し、晋山式は始まりました。

結制上堂では、新命住職が須弥壇上に登り、問答を展開しましたが、その内容にはユーモアが溢れ、お人柄がよく表れていました。

 
 

引き続き、首座法戦式が行われました。法問のやり取りは迫力満点で見ごたえがありました。

また、住職の8歳のお孫さんも参加し、弁事のお役目を見事に務めました。

この後、式典が行われ、大本山永平寺、總持寺からの祝辞、檀信徒代表の祝辞に続き・・・

弊社と工事を行った(株)中島工務店に、住職より感謝状が授与されました。

今後、この伽藍が檀信徒の皆様に親しまれ、道場として末永く活用されていくことを願っています。

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